普通のネジはコマンドで簡単に描けるのですが、木ネジはどうするんだろうという事で少し調べて見て↓のページに行き当たったのでやってみます。
このページのやり方に沿って作ってみると、正面からは良いのですが・・・
裏からみるとネジが途切れています。
なんか格好良くないので、色々考えて捻り出してみましたw
テーパーの掛からないネジ部分は参考にしたページと同じ様に、コイルコマンドで生成します。
ここから、サーフェイスのスイープを使ってネジの先の部分を作っていきます。
↓の様に、ねじり角度を捩じると螺旋状の物が出来るのでこれを利用します。
まず、先端部分のスケッチを起こします。
すでに作ったネジの内壁と、下側の断面をプロジェクトし、そこからネジの外周のテーパー角が20度になるように線を引き、先端までの長さ(8.929mm)を割り出します。
ちなみに、角度は適当で実際の市販の木ネジがどうなっているかは調べてないです。
↓ネジ山の断面の上下の線を中心線まで伸ばしておきます。
捩じり角度の803.61度は、先端までの長さ(8.929mm) / ピッチ(4mm) x 360度 で計算した物で、
距離は先端がテーパーの頂点と同じになるようにある程度拡大してドラッグしながら目測で設定します(あまり厳密にする必要は無いです。)
この螺旋をテーパー状に切り取るために、サーフェイスでの回転で辺を指して円錐を作ります。
修正 → ボディ分割で、「分割するボディ」に螺旋を、「分割ツール」に円錐を指定して分割します。
分割した外側の螺旋のボディは非表示にしておきます。
↓分割した内側のボディ、この外側のラインがネジの刃先のラインになります。
テーパー部のネジの確認のために、内側の円錐も作っておきます。
ネジの上面のサーフェイスを生成します。
ねじり角度は先ほど計算した値、距離は↓のようにネジの刃先のラインが全部見えるように調整します。
出来たら一旦このボディは非表示にして、ネジの下面のサーフェイスを作ります。
何故か上側にも伸びてしまい角度が足りないのでねじり角度を1200度にしています。
こちらは下側から覗き上げるような感じで刃先のラインが全部見えるように調整します。
一旦他のボディを非表示にして、刃先をソリッド化するために開口部の蓋をパッチで生成します。
ネジの上下のサーフェイスのボディと、蓋の3つを表示して、ソリッド → 作製 → 境界塗りつぶし をクリックし、
ボディ3つを選んだらダイアログの「セルを選択」の項目をクリックし、
1個だけあるチェックボックスをチェックしたらダイアログの「OK」で生成します。
↓生成されたネジのテーパー部。
後は芯を生成して終了なのですが、芯は少し下にオフセットした物で生成します。
と言うのは、目測でネジの長さを設定しているので厳密には有っていないのと、実際に製造するなら中心までネジの刃が届いてるのでは精度的に面倒なのでは?と言い逃れするためです(^^;
完成。
先端部。
真下から。
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